ドレッシーにもお茶目にも見える「蝶ネクタイ」を作る、金子洋典さんと恵理さんの夫婦は「人のテンションを一つあげるものづくり」をモットーに毎日を重ねていく。作品を手にした人の笑顔を見て、作り手としての自分たちのテンションもあげていく。そんな2人が生み出すハッピーサイクル!
ものづくり屋夫婦 えりすけ
夫婦のものづくりと、子どもから広がる新しい可能性
「ものづくり屋夫婦 えりすけ」は、金子洋典(28)と恵理(27)の夫婦のユニット。今までオーダーメイドのベストを作ったり、アクセサリーを作ったり、いろんなものづくりを試していたが、今一番しっくりきているものが、蝶ネクタイ。
2人がこつこつと集め相当な量になっていた布を使い、素材の良さをそのまま活かして作っていく。古い着物を解体したり、アンティークの布や、世界中の布をつかった、たくさんの蝶ネクタイが並ぶ彼らのブースからは、自分のお気に入りを探し当てた人たちの笑顔があふれる。
キッカケを与えるハッピーツールの蝶ネクタイ
洋典「蝶ネクタイって一歩、人との気持ち的な距離を縮められると思うんだ。蝶ネクタイって毒が無いから。『この人ちょっとひょうきんなのかな?』とか『おしゃれなのかな?』とか特徴づけたり、雰囲気を和らげたりできる、ハッピーツールなんだよね。」
営業職の人からも好評で、すぐに覚えてもらえたという言葉ももらったという。
恵理「今まで蝶ネクタイをつけたことがない、蝶ネクタイデビューの人って結構いて。どういうふうにつけたらいいか分かんないってみんな躊躇してるんだけど、とりあえず着けてもらうと、実はすごく似合う。人の“初めて”を見ることができて、さらに笑顔になってくれるのが楽しい。」
あなたが蝶ネクタイ初体験だったら、恵理さんに相談してみるといい。彼女のコーディネイト力はピカイチだから、自分にあったステキな一本を提案してくれるはず。
“子ども”というキッカケで変わる未来
これからも人のテンションを一つあげるものづくりをモットーに「えりすけ」は毎日を重ねていく。作品を手にした人の笑顔を見て、作り手としての自分たちのテンションもあげていく。そんな2人が生み出すハッピーサイクルをもっともっと加速させていくのは、将来生まれてくる新しい命だ。
洋典さんも、恵理さんもみんなの先頭に立ってグイグイと引っ張っていくタイプではない。リーダーをサポートするのが得意。とは言え、2人でどんどん仕事を作っていかなくてはならない。それを先輩夫婦に相談したところ『子ども担いで、どんどん神輿を動かしていければいい。』と、アドバイスをもらったそうだ。もちろん、経済的には心配もあるが、生まれたらどうにかなる。というか、どうにかするんだという原動力になる。
子どもは未来への希望だ。2人にはまだ子どもはいないが、きっと家族でジプシーしながら様々なフェスを周り、ものづくりをしながら家族を作っていく未来が見えているだろう。
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