いろんな人がいて、いろんな人と会える。「多様の場を日常的に」開くことがアースガーデンの役割

earth garden “冬” 2021 開催中止のお知らせ

これまで「earth garden “冬”」の開催に向けてあらゆる可能性を模索してきましたが、開催中止のお知らせをしなくてはなりません。

緊急事態宣言発令を受け、代々木公園を管理する東京都東部公園緑地事務所より「期間中は、都立公園におけるイベントは原則中止又は延期とし、主催者に要請する」との連絡が来ました。その後も粘り強く調整してまいりましたが、断念せざるを得ないという結論となりました。

earth garden “冬”の開催発表にあたっては、そもそも開催するべきなのか、そうでないのか、社内でもさまざまな意見があり、開催自体を迷うこともありました。悩みつつたどり着いた開催決定から二ヶ月、開催が叶わず、本当に悔しい気持ちです。

ご出店やご出演に手をあげてくださったみなさん、開催を心待ちにしていた参加者のみなさんの存在は、とても嬉しく、心強く感じました。

スタッフ一同、御礼申し上げます。

http://www.earth-garden.jp/festival/70101/

あと半月で2020年も終わりとなりましたが、不安で落ち着かないままの年末となりました。

そんな今年ですが、アースガーデンは「コロナ禍でも人が集える場」が開催できるように模索し工夫してきました。

さらに、前回の記事でも書いたように、代々木公園で季節ごとに開催してきて今年で20年となります。

その間には、数え切れないほど、たくさんの社会的なできごとがありました。来年で10年となる3.11では、たくさんの人が悲しみ苦しみそして不安と直面しましたね。

商品の先にいる「誰かに」思いを馳せることができる。earth garden “冬” はマーケットにフォーカスします

20年という年月の中で、きっとみなさんにもさまざまな個人的な出来事があったと思います。みなさんが、泣いたり笑ったりしながら過ごしてきたように、私たちも仲間と支え合いながらの20年でした。

人と人が出会っていくあたたかな場を設けていきたい

このコロナ禍でも同じです。私たちは「 “なにげない日常” には、大切だと思える “なにか” がある」のと同じように「暮らしの中で季節ごとに開催されるアースガーデンが、例年通り開催されることこそが、誰かにとって意味のあることなんじゃないか」と思っています。だからこそ、開催できるように工夫し整え、来る人たちと集いたい。その当たり前を守りたいのです。

いろいろな要素が変化しても、人と人が出会っていくための温かな場や機会を設けていきたい。今、そんな気持ちで準備を進めています。

出会いこそ醍醐味!

コロナ禍で悲しいニュースを見聞きします。私自身も心がぐらつきがちです。そのぐらつきや落ち込みは人それぞれですが、疲弊してしまう時は、生き方の多様さを体感するのがいいと思います。

アースガーデンの大きな魅力である出店者さんについて「自由な生き方をしている人に会えて、すごくホッとした。」と感想をいただいたことが何度かあります。

アースガーデンに来たことのある人は、分かると思います。

なんだか変わった人がいるなぁ
これを仕事にしているのかな?
なんか楽しそうで羨ましいな

もしかしたら、あなたもそんな風に感じたことがあるかもしれません。

自分の暮らしの中で出会わないような考え方の人と出会うことは、愉快で気楽になれる。出会い自体がアースガーデンの醍醐味なのです。型にはまらない自由な個性は、その人らしい作品や商品となります。

アースガーデンでは、人も物も色とりどりです。そして、その出会いと共に、気に入った物をぬくもりごと家に持ち帰ってみてください。きっとそれは、あなたスマホの検索結果で表示される物とは、別の感覚を呼び起こしてくれるだろうと思います。

先の見えない今だからこそ、出会いを優先したい時がある。earth garden “冬” に遊びにきたら、コロナ対策をしながらも、気になった人には思い切って声をかけてみてください。今回から出店者さんの拠点の場所もweb情報として紹介していきます!日本各地から来てくれていますよ。

出店一覧

アースガーデンには、言葉だけじゃない「多様性」がある

今、さまざまな違いや多様性について、日々語られる時代の真ん中に私たちがいると、改めて感じています。それは新しい事象ではなく、もともとあったのに多くの人が認識をしようとしなかったということでしょう。

違いを認めながらも一致団結できる社会を模索しながらもつくっていくことは、これからの社会の課題だと思います。

「多様性」を語るとき、みんなで力を合わせられないような印象を持つ人もいるようです。また、多様性が語られながらも、社会が「一様」になっていくと心が苦しくなっている人もいると思います。そんなおおげさな事ではありませんが、気楽にアースガーデン“冬”に遊びにきてください。気持ちが楽になるかもしれません。

世の中がどうあっても、2021年もみなさんにとって必要な出会いがありますように。では、また来年、ここでお会いしましょう!

田川登美子

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earth garden “冬” 2021