アースデイ東京の原点である、代々木公園のフェスティバル形式の開催。昨年は諦めざるをえませんでしたが、紆余曲折を経て、オフラインとオンラインを最大限活用し、9日間に渡って開催することになりました。そのスタートとなったのがアースデイ東京の代々木公園開催でした。
今回の代々木公園開催は、全体運営をアースガーデンが担当しました。感染対策のためフェンスで敷地を囲いつつ、最大限のスペースを活かせるように、会場はイベント広場に限定。会場への出入り口を制限して、サーマルカメラによる体温計測や、会場でのマスク着用の呼びかけなどを徹底し、さまざまな人が極力安心できるかたちで開催できたかと思います。
これはアースガーデンが昨年から挑戦し続けてきた、コロナ禍でのフェス開催、コロナ時代のフェスのお作法を呼びかけてきた実績があったからこそ、できたことです。
例年に比べればこじんまりとした開催でしたが、その分「アースデイコンサート」のライブ・トーク配信と、トークに特化したオリジナルチャンネルでの配信も同時開催できました。住む場所に限らずアースデイ東京に参加できる手段を用意できたことは、数少ない新型コロナウイルスによって生まれたポジティブなことと言えるでしょう。
アースデイ東京のコアなメッセージを形作るさまざまな現場で活動するNPO・NGO、自然に根ざした小さなメーカーやブランド、SDGsや自然エネルギー、脱炭素社会をビジネスとして推進する企業。
代々木公園では約80のブースが出店し、オンライでは20ほどの番組を配信しました。
規模の大小に関わらずさまざまな団体・事業体が「アースデイ東京」を一緒に作るパートナーであれることは、混乱や分断が深まる世界に残る希望のひとつだと思います。
今年のアースデイ東京は、この2日間では終わりませんでした。
アースデイ(地球の日)当日である4/22には、銀座三越本館にて「アースデイ気候サミット2021」と「アースデイキャンドルナイト」。4/24、25にはミヤシタパークにて「サスティナブルファッションウィーク2020+1」。オンラインプログラムは4/25まで毎日何かしらのコンテンツを発信しつづけました。
無事9日間は終えられましたが、後半は緊急事態宣言を受けて、さまざまな計画を変更しています。
1年以上、何度も何度も、人が集まることで価値を生み出してきた業態が痛めつけられています。さらに、こうした場は必要ないと考える人が一定数いることもわかりました。
大切なものは、自分たちで守るしかないのだと思います。自分が大切だと思うものを守るために、ぜひ行動を起こしてください。声を上げてください。
フェスがこれからもずっと続くように、アースガーデンは場を作り続けます。
写真はすべてアースデイ東京より