若手トップシェフのグループ《Chefs for the Blue》が11月29日に開催した、海の未来を考えるイベント「サステナブルシーフード・キッチン」。フードトラックとトークセッションという二部で構成されたイベントのうち、ここではファーマーズマーケット@UNUの一角、大賑わいだったフードトラック販売の様子についてお伝えします。
http://www.earth-garden.jp/study/58207/
早朝は冷え込んだものの、お昼ごろにはぽかぽかの秋晴れとなった日曜日。ファーマーズマーケットの入口、小さな広場を取り囲むように並んだ大型のフードトラック3台に乗り込んでいたのは、北参道のフレンチ「シンシア」の石井真介シェフ、中目黒の日本料理店「HIGASHI-YAMA Tokyo」の中村拓登副料理長、そして白金のフレンチ「ティルプス」の田村浩二シェフをリーダーに、ゴキゲンに調理する3つのレストランチームでした。販売メニューは“シンシアの鯛焼き”(鯛のパイ包み焼き+ベアルネーズソース)、“銀鮭の味噌幽庵焼きといくらのごはん”(柚子風味の出汁がけ)、そして“タムの腹黒イカレー”。憧れのシェフの豪華ラインナップをまさかのフードトラックで食べられるということで、販売開始予定時間11:30amの一時間前には様子伺いの人がちらほらと現れ、30分前には行列ができたとのこと。私が到着した販売開始時間(写真↓)あたりからどんどん人が増え、正午過ぎには大混雑の様相でした。
なお、各トラックには前出の3人に加え、「モノリス」の石井剛シェフから“ズワイガニとアボカドのブリオッシュサンド”、「ラチュレ」の室田拓人シェフから“サーモンとほうれん草のキッシュ”、「キャリエ」の高木和也シェフから“ホタテと桜海老のテリーヌ”というこれまた魅力的な商品提供も。ますますどれにしようか迷ってしまう(笑)ラインナップでした(悩んだ挙句、私は鮭いくらごはんとテリーヌにトライ!美味!)。2:30pm頃にはすべての料理が完売でした。
なお、今回使用したシーフードは天然鯛や三陸の銀鮭、太平洋のシロイカ、桜海老、ズワイガニなど、まだ豊富に資源が残ると考えられている、もしくは環境に配慮して養殖されたものばかり。商品を手渡す際にはこの活動の趣旨を伝えるパンフレットを手渡しながら一言を添えるなど、サステナブルシーフードの啓もう活動も見られました。
シェフたちもお客さんたちも、とっても楽しそうだったのが印象的な今回のイベント。おいしくて楽しいシェフたちのサステナブルシーフード活動、今後も注目していきたいですね。
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