使えるキャンドルを作る!キャンドル「Greenbecks Candle」

MASA「旅が好きで。国内も海外も、数多くの自然と向き合う旅の経験から、人と自然をつなげていくこと、そして『火』ともっと身近に接するべきだと思う様になったんです。」

旅から生まれたキャンドルづくり
Greenbecks Candle Masa

ハンドメイドキャンドルの販売だけではなく、キャンドルを使った空間演出も数多く手がけるMasaさん。実はちょっと前までスポーツカーをさらにハイパワーにチューニングアップしていく車のメカニックだった。

MASA「幼稚園の頃からメカニックになりたくて、その夢を叶えて仕事をしていました。でも、会社が倒産。そのタイミングでアメリカ横断の旅に出たんです。一人で、地平線を見ながら、ただひたすら走る。1日中自問自答しながらそれが何日も何日も続く。こんな贅沢な時間の過ごし方はないと思うんだけど。そこで、自分なりに出した結果がキャンドルであり、火だった。

何か大きなきっかけがあった訳ではない。毎日の旅の中で、どんどんフラットで真っ白になっていく、その時の『心』が導いてくれたものがキャンドルでした。キャンドルを使って、人と自然をつなげていこうと思ったんです。」

キャンドル作りのモットーは「使えるキャンドル」をつくること。キャンドルは言わば火のためのホルダー。生活の中に火を取り入れてもらうためのキャンドルだから、灯した時に美しくあるようにとモノづくりをする。キャンドルは飾るだけというお客さんには、長々と火の魅力を語ったりもする。

最近では常に、一定上の空間演出の案件を多く抱える。Masaさんが作る空間はキャンドルと植物のコラボレーションが特徴だ。人と水と植物を絶妙なバランスで配置していくセンスは圧巻で、美しく幻想的な風景を作り出す。

さらに、今後は植物性の材料を使ったキャンドルを増やし、より人と自然を近づけていくキャンドル作りも目指していくという。寒さ深まるこの季節、キャンドルの火で暖まろう。