すっきりと晴れ渡った2日間、みなさん、アースガーデン”冬”を楽しんでいただけましたか? アースガーデン”冬”はケヤキ並木エリアだけでの開催でした。それはそれで、フード、マーケットの一体感が生まれ、さらにステージからの音が会場全体を包み、寒空の下、温かい雰囲気に包まれていたと思います。
“新年会”気分のアースガーデン
初日は冷たい風が吹いて、なかなか寒い一日でした。そんななか、救いとなったのが、熱燗とお雑煮。アースガーデン”冬”では、熱燗ブース含めて、いろんな飲食出店ブースで熱燗とお雑煮が揃ってました。キュッと口の中で味わい、胃のなかで、ポッと暖まる熱燗と、旨味が作り手によってまるで変わるお雑煮は、冬ならではの楽しみだったのではないでしょうか。 また、アースガーデン特別セレクトの福袋あり、ステージで獅子舞あり、和太鼓や大道芸あり、お客さんをみれば、浴衣美人あり。 代々木公園で過ごす、新年会はいかがでしたか?
100店舗が連ねたフード&マーケット
今年のアースガーデン”冬”のテーマは「もっと自由なオーガニックを」。 それぞれのフードやマーケットの出店者が目指すオーガニックのあり方を知りつつ、味わいつつ、その魅力をみんなでシェアできれば、いい世の中に一歩でも近づけるのではないでしょうか。 そんな今年のアースガーデン”冬”の出店者は、ほぼ100店舗。ケヤキ並木にずらりと並び、衣食住を楽しむためのさまざまなグッズ、作品、展示が連なりました。1店舗ずつ、じっくりとモノをみて、話を聞いたりしたいほど、個性豊かなブースが並ぶのが、アースガーデンの最大の特徴。 こだわり抜いているそれぞれのカラーが本当に多様で、それに加えて環境や自然に優しい素材選び、途上国支援や人道支援に繋がるような作品づくりなど、聞きどころが詰まっているお店がほとんどです。
アースガーデンのようなマーケットで大事にしたいのは新しい出会い。人との出会いや、愛着のわく商品、美味しい食べ物、新しい知識や興味。アースガーデンで出会ったものを日々の生活に落としこんでいけたら、単調になりがちな日常に彩りが生まれ、より楽しい暮らしになっていくと思います。
寒風を吹き飛ばす、ステージ初日
初日は、恒例の和太鼓集団TAWOOのパワー溢れるステージで始まりました。寒い冬だからこそ、和太鼓の熱いリズムが身体を温めてくれる気がします。 その後もfulaのポッブでエネルギッシュなステージと続き、大道芸も盛り上がりましたね。白崎映美さんとAZUMIさんの流しのコンビ“義理と人情”は昭和な大人の雰囲気たっぷりに、会場を湧かしてくれました。
共生革命家ソーヤー海くんによるトークでは、日々の生活に自然、環境、平和などの要素を取り込むさまざまなヒントを軽く伝授。近日発売になるガイドブックに期待が集まります。 初日の最後はTEX & SUN FLOWER SEED。レベルミュージックの熱いビートが代々木公園に響き渡りました。
http://www.earth-garden.jp/goodlife/39116/
寒かった初日。熱燗で身体の内側から温め、ライブで心と身体を熱くした人もいたのでは?
ポカポカ陽気に、ステージ2日目
寒さが厳しかった初日から一転、アースガーデン”冬”の2日目は、なんとも陽気な一日になりました。ポカポカと日差しが暖かく、気持ちよかったですね。 ステージでは、ジプシーやアイリッシュ感漂う、アコースティックバンド MountHill’s Orchestraの軽快でキレのある演奏から始まり、インストジャムバンド LOOPPOOLが音と音を紡ぐ洗練された音の世界を魅せてくれました。 アースガーデン”冬”恒例の獅子舞では、魔除け、疫病退治をもたらす舞いが威勢良く。頭をかまれた子どもも元気に一年を過ごせることでしょう。
そして次はお待ちかねのthe HIATUSの細美武士さん。朝から待ち望んでいた人も多かったのでしょう。ステージを囲むように、たくさんのお客さんが集まりました。 なんとステージには、BRAHMANのトシローさんと一緒に登場。トシローさんは今朝まで細美さんらと飲んでたようで、この日は、DVDを借りに散歩に出たついでに立ち寄ったそう。トシローさんはいやいやながらも、まさにこの日の空のような「青空(ブルーハーツ)」を2人で歌ってくれました。 細美さんのステージはトーク&ライブだったので、前段に東北支援という意味で被災地でフェスを開催した関係者らによる挨拶、中盤でゲストも含めて未来のエネルギーについての簡単なトークをはさんで、いざ弾き語りライブへ。 ビートルズから忌野狂四郎、そして自身のバンドELLEGARDENやthe HIATUSを含め、全9曲を熱唱。大勢のお客さんによる盛大なコーラスもありがとうございました!
http://www.earth-garden.jp/study/39160/
その後は、ロック弁護士、島キクジロウ&NO NUKES RIGHTSの熱いステージ、世田谷区議選に立候補予定の岡田てつおさんによるトークと続き、樽木栄一郎さんのメランコリーなギターと歌で浮遊感漂うステージの後、最後を飾った山崎千裕+ROUTE14band。ジャズを基調としたロックやポップス。会場を多いに盛り上げてくれました。
2015年のフェス始動。次はピースオンアースへ
新年を迎え、これから少しずつ春のフェスに向かっていきます。 次は日比谷公園で開催される、ピースオンアース&アースガーデン“灯”です。 2011年3月11日の東日本大震災に向けた追悼の式典であり、震災以降のエネルギーや社会のあり方を変えていくムーブメントでもあります。 全ての日本人が考えていかなければいけない、震災という傷とこれからの未来について、アーティストの方がたも含めて、一緒に考え、アクションに繋げていく場です。 みなさん、体調管理をしっかりと整えて立春を迎え、そして3月に日比谷公園で会いましょう。 今年もよろしくお願いします。
http://peaceonearth.jp/