玄関入ってすぐ右側をのぞくとこの景色。
トイレとお風呂があるスペースなのですが、昔ながらの化粧合板の壁があまり好みじゃないのです。。また、寒冷地は、給湯器が屋内に設置されているため、配管が張り巡らされ、どうしても水回りは雑然としがちになってしまいます。
今回は、上手く配管を隠しながら、収納を作ってもっと使い勝手のいい脱衣スペースつくりに挑戦してみようと思います。
1、壁にペンキを塗る。
塗料が床についてしまわないように養生をして、水性の白い塗料で塗装していきます。
今回も、活躍するのはこの塗料。
化粧合板にペンキを塗るときは、あらかじめ壁にヤスリがけをしたほうが、塗料がのりやすくなります。今回はそれをせずに塗ってしまいましたが、ちゃんと塗料がのったので良しということにしましょう。笑
1度塗りでは綺麗に仕上がらないので、2度塗り、足りない場合は3度塗りします。
真っ白に塗るだけでも明るくなりました。
ここで少し遊びをプラス。
トイレの柄も塗り分けをしたので、ここも少しアクセントに色をいれてみます。
グレーをつくるために、水性塗料に墨汁をいれて調色。
塗り分けたいところにマスキングテープを貼って、塗っていきましょう。
塗り終わったら塗料が乾く前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。
2トーンにすることで、また雰囲気が変わりました!
2、隙間収納つくり
洗濯機の横部分にある隙間に合わせて、可動式の収納を作ります。
材料は、ローラーと解体現場から分けていただいた廃材。
洗濯機と壁の間のサイズを計り、作りたい高さと幅に木材をカット。あとは組み立てていくだけです。
1)組み立て
古材に馴染む色の釘を使うと仕上がりが目立ちません。
釘は100円ショップSeriaのものを使ってます。
裏側など見えない部分は、ビスを打ち込んでしまいましょう。
ビスの方が抜けにくいので、しっかりと固定することができます。
2)ローラーとりつけ。
組み立てたら、底板にローラーを取り付けて…
洗剤などいろんなものが隠せちゃう、可動式の隙間収納の完成!
洗濯機と同じくらいの高さになるように設計すると、バランスが良さそうです。
3、収納棚つくり
次は、洗濯機の上に収納棚を作っていきます。
ここで注意することは、給湯器を完全に塞いでしまわないこと。
操作も簡単にできるように、なるべく棚は打ち付けず、すぐに取り外しができるように作っていきます。
1)棚受けをつくる。
45mm×30mmの木材を25センチにカット。
お好みで塗装もしましょう。
2)壁に棚受けを固定。
壁にビスを打ち込むときは、壁の内側にある間柱という木部に打ち込まないと、しっかりとした強度を取ることが出来なく、どこでも好き勝手に打ってしまうと壁がもろくなってしまう可能性もあります。
慣れてくると壁を叩くだけでわかるのですが、下地センサーなどがホームセンターで売ってますので、一つもっていると便利です。
見えない間柱をセンサーで教えてくれるので、鉛筆で間柱のある位置に印をつけていきます。
水平器を使いながら、反対側の棚受けも固定します。
市販のすのこがちょうどいい幅だったので、すのこを棚板にすることに。
4、扉をつくる。
棚ができたら、それを隠す扉を作っていきます。
1)薄いベニヤ板を作りたい大きさの扉に合わせてカット。
幅の違う板を2枚作ってみました。
このベニヤ板、前に壁を解体したときに出てきたものなので、裏面には壁紙が貼ってあります。
2)板の大きさに合わせて木材をカット。
ただただ扉を作るだけでは物足りないので、斜めに木材を貼ってみることにしました。
木材を並べて、鉛筆で印をつけてカット。
3) 木材をベニヤ板に貼付け。
両面テープと木工用ボンドで木材を貼付けていきます。
貼付けた後は、重しをのせて乾かしましょう。
4)扉を2枚にカット。
木材を貼って1枚につながってしまった扉をベニヤ板の切れ目に合わせて切断していきます。
新たに手に入れたマルチツールという工具を使ってみたのですが、電動工具が苦手な私には手ノコの方が良かったかも…
5)切り口をやすりがけ
切断面にヤスリをかけて、古材の風合いと馴染ませます。
微妙な違いですが、この一手間がいい味を出してくれますよ!
6)取り付け
先に扉に蝶番を取り付け、棚受けに固定していきます。
完成
BEFORE
AFTER
洗濯機横の隙間にも上部にも、たっぷり収納ができました。
扉の切断面が歪んでいたり、扉を開けたときの断面の雑さは否めませんが、使っていくうちに手を入れていこうということで、とりあえずは完成!
斜めに木材を貼るのはかっこいいけれど、それなりに技術が必要なようです。。
決して上手くはない私のDIYをみて、少しでもDIYのハードルが下がるといいなと思います。
さあ、お家の中での小さな革命、はじめませんか?