平日の昼間にも関わらず、最終的には、2日間で合計37,800人が来場した「2013″よい仕事おこし”フェア」ですが、アースガーデンがサポートしたトークステージも大盛況でした!当日の写真も交えながらのレポートです。
出演者:坂本龍一 / 大友良英 / 桜井 南相馬市長 / YAE / 吉原毅 城南信 用金庫理事長 / 藤波心 / 広瀬隆 /テニスコーツ 他
アースガーデンがステージをお手伝いした
日本を明るく元気に「2013″よい仕事おこし”フェア」のステージコンテンツ
・シンポジウム「未来への福島、そして脱原発」
・「フェスティバルFUKUSHIMA!」プレイベント
が無事終了しました。
放射能、脱原発から、あまちゃん、八重の桜まで福島に関する話題は多岐に渡りました。
福島第一原発の現状に緊張感と絶望感に襲われながら、それでも人が持つ力強さも再認識し、現実的に、かつポジティブに語られる僕らの未来。
その白熱した様子はなんと、8/7東京新聞の朝刊一面に載りました!!
photo by megsuko
シンポジウム「未来への福島、そして脱原発」
広瀬隆さん、南相馬の桜井市長、スイスからの福島使節団の代表トーマスさん、そして城南信金理事長の吉原さんのトークセッションでは、福島第一原発事故の今とその核心に会場内は緊張感に包まれました!!
これからの課題としての高レベル放射性廃棄物の処理の問題や、自然エネルギーにも触れ、どの問題も一筋縄でいかない厳しい状態であることを場内一同再認識することになります。
連日の汚染水の海への流失問題も重なり、今なお収まることのない事故の現状に絶望感も漂いますが、質疑応答の時間ではスイスからの福島使節団のみなさんから、積極的な質問が飛び交い、様々な言語が飛び交う白熱した場となりました!
続く、トークセッションでは坂本龍一さんと藤波心さんが登壇。
311以前から坂本龍一さんが危険性を訴えてきた六ケ所村の再処理工場の話や、藤波心さんによる若者からの意見を聞く貴重な機会となりました。
最後に、坂本龍一さんは「911のあと、一週間ほど音楽を聞かない日々が続いた。平和でなければ音楽は楽しめない。音楽を楽しめる日々が続いてほしい。」と語り、これからの未来への願いを訴えてこのステージは終了です。
「フェスティバルFUKUSHIMA!」プレイベント
「フェスティバルFUKUSHIMA!」プレイベントでは、坂本龍一さんに加え、あまちゃんの音楽担当で話題の大友良英さんにも来ていただき、「フェスティバルFUKUSHIMA!」の開催のきっかけや、開催の様子、また今年の夏に向けての抱負を語りました。
大友さんは「福島の野外でイベントをやるということ自体が議論となり、福島の人にとっての考え方の基準作りができればと思った。」と開催のきっかけを語り、今以上に混乱に満ちた震災直後の福島の生々しさを感じます。
ドラマあまちゃんの名台詞である「ダサイくらいなんだよ!我慢しろよ!」を引用しながら、最初は乗り気でなかった盆踊りに対して、日本人として生まれながらに持っている盆踊りのリズムに気づき、結果10分以上の盆踊りを作曲してしまった過程を楽しく語りました。
こちらの動画が、その盆踊り「ええじゃないか音頭」の全貌です。7月6日に代々木公園のearth garden”夏”で行われた「ええじゃないか音頭」のお披露目も兼ねた第一回目のワークショップの映像も盛り込まれています!
ステージの最後には、テニスコーツと大友良英さんのアコースティックライブが行われました。
優しくゆっくりと響くテニスコーツの音に、大友さんの即興が混じり、時に心地よく、時に違和感を残すなんとも言えない浮遊感漂うライブとなり、会場は一気にその不思議な世界に引きこまれ、あっという間の60分。
イベント全体を通してみても、平日の昼間にも関わらず、最終的には、2日間で合計37,800人が来場する大盛況ぶりでした。
8/15には福島駅駅前の街なか広場にて「フェスティバルFUKUSHIMA!」本番も行われます。当日は、坂本龍一さんも参加して、みんなで盆踊りを踊ります。今年のお盆はぜひ福島で過ごされてみてはいかがでしょう?
「フェスティバルFUKUSHIMA!」納涼!盆踊りの詳細はこちら
http://www.pj-fukushima.jp/jp/festival.php