100%ソーラーパワーでの武道館ライブに挑戦する勇気ある大人として、ロックスター佐藤タイジが子どもたちにみてほしい「大人」の姿について語ってくれました。
脱原発エネルギーシフトの時代を、リアリティでロックする勇気ある大人のソーラー祭り!!
元々ね何年か前から、いつか武道館をやらないと!ってあって、それが311があって意味が全然大きくなった。311の後、振り返るとまず「それおかしい」って言える大人が見えない。新しいプランを提示できる大人がいない。手本がいないところで、誰に向かって先生と言えばいい? 政治家じゃない、学校の先生も大丈夫?って人ばっか、誰をならって大人になればいいの?
そういう時代になってしまった。その責任が、大人にはあるやろ。ましてやこの期に及んで、原発をトルコに売ろうとするこの国って、人道的にどうなの? 国内でこれだけ瓦礫の問題ですったもんだしているその最中に、我が国のリーダーは何をしているわけ? 大人ってもっと子どもでイイわけ。そしてロックには、妙な海賊みたいな感覚っていうのがズーッとあってキープしているから、こんなふうに言いたくなる(笑)。
普通に会社とかで働いてると、その一歩が何故か踏み出せなくなるのかな?でも、その不幸せは全部子どもにいくんだよね。福島の話とか実感しながら、子どもの遊んでる姿をみて、これはいや、一歩踏み出さなきゃあかんと思ったの。結局ね、勇気のある大人が見えてこないと、勇気のある子には育たない、って思うんだよ!このままじゃ、その勇気の無い大人たちが俺ら自身になっちゃうから、だから100%ソーラー武道館をオレはやる、もう絶対にやるつもりだから。
かなり無謀な挑戦だよ。でも、やんないよりやったほうがイイ。ノウハウだって得れるし、失敗しても、何がダメだったのか検証できる。そう、例えダメだったとしてもどこまで何%いけたか? とか 、オープンにして、みんなで共有したらいいやん。もちろん俺は100%ソーラーでライブを実現させるつもりだけど。ただ、武道館の廊下の電気とかまでは無理、だからグリーン電力証書だって使うことになるし、色々知恵も工夫も必要なんだよ。
今ね、電池を借りるお話をしているところで。ライブは夜やりたいから、まずはバッテリーの話を片付けないといけなくて、かなり節電してもライブ開催に必要な電力は、1000kwhが目標。つまりバッテリー電源車が必要なわけ。そういうところから交渉を始めていて、次に太陽光パネル。技術もどんどん進歩していて、準備しているとどんどん勉強できる。バッテリーの小型化はビックリ驚きで。そういう一歩一歩を積み上げて「俺らはこっちでやっていくから」っていう姿勢を見せたいよね。
武道館の実現には、沢山の企業に協力してもらわなきゃならない。そして、企業にしても「新しいエネルギーへ!」というのは間違いなくある。原発とか言ってる人はホントにごく一部なワケ。大多数は新しいビジネスを作っていかなきゃと思っている。それは俺みたいなクリエイターにも間違いなく多い。ブッキングもかなり充実させるつもり。きっと驚くようなメンツ。
Theatre Brook、TAIJI at THE BONNET、THE SUNPAULO、インディーズ電力を中心に、ゲストボーカルを迎えていくかんじになるかな。手を挙げてくれる先輩に仲間も次々いて、最終的には大変なことになっていくんだろうなと(笑)。もう「タイジ祭り」、 いやいや「 100%ソーラー祭り」! 311のあと今、個人の名前なんて、別にどうでもええ。100%ソーラーでやりきるってコンセプトのほうがはるかに大事だから!
http://www.taijinho.com/
THEATREBROOK、The SunPaulo、などで精力的に活動しながら、3.11 以後には TAIJI at THE BONNET、インディーズ電力という2つのバンドを 始動させた。そしてついには、ソーラーパワーの力で武道館ライブを行うという大目標を掲げる!今、日本の将来に必要な希望を絶滅危惧種ロックスターが音楽を通じて戦う!!