アフター・コロナの世界で広がる、新しいカタチにチャレンジしようと企画した、緑あふれる森のキャンプ場での野外ライブは大成功でした。集まったアーティストと観客が共に、自然の中で音楽に体を揺らし、開放感に心を踊らせ、自然に笑顔が行き交いました。
まだまだ希少な、自然の中からの野外ライブ配信という持ち味を活かし、7月第一週&第二週にもさらなる音楽ライブの場を拡大していく予定です。どうぞご期待ください!
アースガーデン代表 鈴木幸一
出者者
ComplianS(佐藤タイジ& KenKen)
金子マリ
勝井祐二(ROVO)
辻コースケ(GOMA & JRS他)
オマール・ゲンデファル(Afro Begue)
太華
DJ YO-GIN
南兵衛@鈴木幸一
https://earth-garden.zaiko.io/_item/326832
ライブレポート
平年より3日遅く梅雨入りした関東。気になっていた天気はどうにか持ち堪え、イベント中に雨が降ることはなかった。泳げそうなほどの湿気だったが、その分、森の緑はみずみずしく美しい。
参加者には、入場時に、新型コロナウイルス感染症予防対策のチェックを受けてもらう。会場スタッフも同様に事前チェック済み。ソーシャルデイスタンスを考慮し、キャンプイスを等間隔に置いたフロアは、自由席。来場者は座りたいイスを選び、着座した。
会場には、スタッフ出演者約30人、参加者70人、総勢100人が集まった。またライブ配信にも49人が参加した。
オープンニング・クロージングDJは、あきる野市在住の「DJ YO-GIN」。90年代中盤より、HIPHOP、R&Bを軸とし、都内主要クラブからラウンジまで幅広く活躍した彼は、あきる野市養沢でグランピングサイト「WOODLAND BOTHY」を主宰する経営者でもある。地元地域をよく知るDJ YO-GINらしい、みずみずしい森の自然とマッチした選曲を届けてくれた。
続いて登場したのは「勝井祐二&辻コースケ」。日本を代表するパーカショニスト辻コースケのソロに、勝井祐二が少しずつ音を乗せた。2人は、徐々に幻想的なインプロビゼーションの世界へ。辻コースケの身体からは、熱気による湯気が立ち上る。深く「内」に入っていくようなライブだった。
演奏が終わると、観客からは拍手が起こる。「ライブ終わりの拍手」が、こんなにも新鮮に聴こえるなんて。いまだかつてない経験だった。
「DJ YO-GIN」と、今回のイベントの主催 アースガーデン代表であきる野市在住の「南兵衛@鈴木幸一」のトークをはさみ「ComplianS(佐藤タイジ& KenKen)」のライブへ。
「勝井祐二&辻コースケ」が内に入っていくライブなら「ComplianS(佐藤タイジ& KenKen)」は外に出ていくようなライブ。二人は、音楽を奏でる楽しさを全面に出し、笑わずにはいられないとばかりに、終始笑顔だった。
「大きい音って、楽しい」
「生きてて、一番楽しい」
2曲ほど演奏を終え、二人からはこんな感想が漏れ出る。
今回のイベントでは、飛び入りゲスト3名登場。1人目は、アフロビートバンド「Afro Begue」を率いるジェンベ・マスター、オマール・ゲンデファルだ。サウンドはよりダンサブルになり、着座していた参加者も徐々に席から立ち上がり、席の前で踊りだす(他の参加者との適切な距離は守りながら)
盛り上がる会場の拍手が熱気を増し、コールアンドレスポンスが生まれ始める。
「これが希望。これこそが希望だよ」
「生きてる理由を見失うところだった」
ComplianSの二人もオマールもとにかく笑顔だ。
勝井祐二と辻コースケも参加し、5人による焚き火セッションへと突入。さらにここで、2人目のゲストとして「金子マリ」、3人目のゲストとしてビートボクサーの「太華」が登場。
セッションでは、先日亡くなったソウル界のレジェンド、ビル・ウィザースの「Lean On Me」なども演奏された。最後は佐藤タイジのシアターブルックの定番曲「ありったけの愛」を全員でセッション。
セッション終わりは、南兵衛@鈴木幸一が締めとして登場。「音楽の世界が復活していく緑の芽吹きのように、やがて森を育てるように、このライブフォレストを創っていきたい」と今後への期待と情熱を語った。
当日の様子は、6月21日(日)23時59分まで視聴可能。
視聴にあたっては配信チケットを購入する必要がある。
https://earth-garden.zaiko.io/_item/326832
文:葛原信太郎
勝井さん終わりComlianS
気持ちいい〜としか言えない LIVEのない生活なんてあり得たんだろかと初めて意識したさ
多摩あきがわ #ライブフォレスト pic.twitter.com/pcgd1IMG6B— pinkpandafes (@katachans) June 14, 2020
森の中でComplianS(佐藤タイジ& KenKen)を聴いている。ステージの前に焚き火があって、人数限定の来場者も距離をとって座席に座りながら身体を揺らしてる。#ライブフォレスト pic.twitter.com/p23GkIoUtU
— 津田昌太朗✈︎Festival Junkie (@nekomeguro) June 14, 2020
大きなフェスの中にある、はじめてそのフェスに来たときはスルーしちゃうけど実は人気の高い小さなステージみたいな雰囲気。フジロックで言うと、ヘブンでもピラミッドガーデンでもなくて木道亭とか、ライジングのTAIRA-CREWとか、千葉のForest Jam Glandeみたいな。#ライブフォレスト
— 津田昌太朗✈︎Festival Junkie (@nekomeguro) June 14, 2020
#ライブフォレスト ひゃー、ホント生で聴きたかった!音楽なしでは「人生」が成立しない事を再確認。次回は必ず会場で!ありったけの愛❤️
— Bambi (@kayo0801) June 14, 2020
https://twitter.com/vgkdoi9946/status/1272134948867018754
https://twitter.com/vgkdoi9946/status/1272136935348162560
東京でも日本でもなく地球でもなく宇宙でもなく2020年でもなく、「今 」という場所と時間だったわぁ…
タイジさんの愛の叫びが森に山にどこまでも伸びてって、気持ちいいのなんの。
なんなの、あの「今」。#ライブフォレスト#ComplianS#佐藤タイジ#KenKen pic.twitter.com/Ez3uPsZzV4— nam (@nam76193) June 14, 2020