野外イベント、音楽ライブ、外で過ごす日常。「久しぶりだね」「晴れてよかったね」そんな言葉が交わされた1日。earth garden “秋”2021の1日目は終了しました。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございます。
街ではさまざまな制限が解除され、それぞれがそれぞれの判断によって行動する自由を取り戻しました。アースガーデンでの過ごし方も人それぞれ。
渋谷のど真ん中にいると、さまざまな価値観の人が集います。都市にはその多様性を受け入れられるほどの懐があります。渋谷のど真ん中にある公園でやる以上、アースガーデンにも同じようにさまざまな人が集います。
そこには、自分がこうあるべきと考える行動よりも“緩い”人も、“厳しい”人もいるでしょう。そのとき、その違和感をしっかりと噛み締められたらいいのではないかと、今日アースガーデンで過ごしながら感じました。
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉あります。これは「解決しにくい状況に焦らずつきあう力」「答えの出ない事態に耐える力」を意味します。
誰かの行動に違和感を覚えたとき「それはダメだ!」でもなく「自分もそうしちゃおう」でもなく、耐えてみる。違和感を投げ出さず、他人がどうであれ、自分がどんな行動を取るべきかしっかりと考え抜く。
10/31は投票日ですね。おそらく突然投票率が跳ね上がることもないでしょうし、政治が突如ひっくり返るようなことも起きないでしょう。だからといって、諦めていいわけではありません。じわじわと耐えながら、少しずつ未来をよりよい方向に変えていくことが必要なのだと思います。
渋谷の街なかではハロウィン対策として、お酒の販売を中止しているそうです。自分たちの遊び場を自分たちで守れないなんて、かっこ悪いですよね。
明日もみなさんがかっこいい背中を見せてくれることを願って、代々木公園でお待ちしています。
Photo:須古恵