東京の西、豊かな森にひっそりと佇む「深沢小さな美術館」からプリンセスがやってくる! #アースガーデン秋2024

都心から立川に向い、さらに西にある終着駅JR武蔵五日市駅は、秋川渓谷のある緑豊かな場所にあります。その駅から40分ほどの散策をするか、もしくはタクシーで5分ほどいった森の中に、「深沢小さな美術館」があります。道中には、丸太で手作りされた赤い帽子に白いお髭のzi-ziという小人があちこちにたっており、笑顔で美術館へ案内してくれます。

この「深沢小さな美術館」は、造形作家である友永詔三(ともなが あきみつ)さんが、ご自身の木彫を中心に作品を展示されています。自然からインスピレーションをもらって作品を製作されるそうで、美術館の外観はたくさんの曲線でデザインされており、自然が生み出す形の神秘に驚くのと同じような新鮮さがあります。

エントランスのzi-ziのお出迎えから入口までつづく水槽は、沢の水を活かして作られており、その外観のデザインから施工まで、友永さんご自身の手で作り上げられたことには何度訪れても驚いてしまいます。

先ほどから登場しているzi-ziは、あきる野市の観光名所でも出会えるキャラクターのような愛らしさがありますが、友永さんの作品で一番多いのは少女の木彫で、しなやかなで繊細な身体の線がとても魅力的です。

他にも、大きな版画から絵本から飛び出したような夢のある木彫の作品など多岐にわたった作品で溢れており、来館される方は「すごい、すごい」と言いながら、小さな美術館にぎっしり展示されている作品を見入っているのをよくお見かけします。

美術館に入ってすぐお出迎えしてくれるのは、NHKで1979年から3年間放送された人形劇『プリンプリン物語』の主役のプリンセス・プリンプリンです。鳥の羽の長いまつげ、銀色の髪。どこか遠くを見るような瞳。オンタイムでテレビで観た50代前後の方から2003年と、2017年にもBSプレミアムで再放送されたので若い世代でも覚えている方もあるかもしれません。館内には当時500体ほど作られた人形たちの一部が展示されていて見応えたっぷりです。人形の衣装は、一体一体サイズの違う木製の人形にあわせて手作りされており、生地や装飾品はこだわって海外に買い付けに行って製作されたものも多く見事です。

『プリンプリン物語』毎週月曜22:55〜23:20Eテレで再放送中

この友永詔三さんが人形製作を手掛けられた『プリンプリン物語』が、今NHKのEテレで再放送がスタートされています!ご存知ない方は、是非一度ご覧いただきたいです。子供だけでなく、当時の時代風刺も反映されたその内容は、大人が見ても面白さがあります。NHK「プリンプリン物語」の再放送は、春まで続きます!

プリンプリンが代々木公園にやってきます!

再放送をアースガーデン的に記念して、友永さんに直接お願いをして、プリンプリンを皆様に見ていただくために代々木公園に遊びにきてもらうことにしました!レプリカではありますが、本物にも劣らない美しさです。他にも、誰か一緒に着いてきてくれるかも!?(天候によっては展示を中止する場合もあります。ご了承ください)

ステージ前あたりにブースがあります。earthgarden秋に来たら、是非遊びにきてください!お待ちしております!