【ナナオサカキ101祭】詩とラップと音楽で集う、放浪の詩人、生誕101年の地球B

【ナナオサカキ101祭】とは?

生前残したのはたった3冊の詩集にもかかわらず、世界17カ国で翻訳され、アレン・ギンズバーグやゲーリー・スナイダーらビート詩人にも愛されたコスモポリタン詩人、ナナオサカキ。

世代を超えて愛された、放浪の詩人の生誕101年を機に、ALL世代の詩人、作家、ミュージシャンらが集い、謳い騒ぎ交わる一夜です。

詳細

2024年12月6日(金)18時START
渋谷LOFT9 前売¥3,300ー 当日¥3,800ー

チケットなどは会場WEBより
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/loft9/299323

出演:

長沢哲夫(ナーガ)、いとうせいこう、不破大輔(ex渋さ知らズ)、アシッドセブン、向坂くじら、GOMESS、ロバート・ハリス、辻信一、谷崎テトラ、TAYLOR MIGNON、SHIBUYA オープンマイク バンド、村田活彦、Cut SUIKA(toto・ATOM)、なのるなもない、新納新之助、西聖夜、上野ガイ、more

いとうせいこう

いとうせいこう

現在ご自身のユニット「いとうせいこう is the poet」のライブなどで、ナナオサカキの詩を最もコンスタントに詠み、パフォーマンスしている存在だと思います。講談社の編集者として「ホットドッグプレス」誌で『業界くん物語』などの企画で活躍その後、作家、クリエーターとして、活字/映像/舞台/音楽/ウェブなど、あらゆるジャンルに渡る幅広い表現活動を行い、学生時代からの舞台活動 の発展形として宮沢章夫、シティーボーイズ、中村有志、竹中直人らと演劇ユニッを結成。音楽家としてもジャパニーズヒップホップの先駆者として活躍し、カルチャーシーン全般に影響を与えた 、日本語ラップの先駆者の一人であり「ロロロ(クチロロ)」「いとうせいこう is the poet」などで活躍。「ノーライフキング」「解体屋外伝」などの小説や、講談社エッセイ賞受賞「ボタニカル・ライフ」野間文芸新人賞受賞「想像ラジオ」などの著作で知られ、近著に「鼻に挟み撃ち」 『「国境なき医師団」を見に行く』「小説禁止令に賛同する」「今夜、笑いの数を数えましょう」「ど忘れ書道」「ガザ、西岸地区、アンマン」「福島モノローグ」「われらの牧野富太郎!」「今すぐ知りたい日本の電力」「ラジオご歓談!爆笑傑作選」「東北モノローグ」などがあり、盟友・みうらじゅん氏との共作「見仏記」シリーズで新たな仏像の鑑賞を発信し、武道館を超満員にするほどの大人気イベント「スライドショー」をプロデュースするなど、常に先の感覚を走り創作し続けるクリエーターでもあり、文芸、社会、カルチャーなどを横断した活動を続けている。テレビのレギュラー出演も数多い。

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長沢哲夫/ナーガ

長沢哲夫/ナーガ

1942年 東京に生まれ 、3歳頃、岩手県紫波町に疎開。戦後、東京早稲田に戻り、小学校入学。58年 高校を中退、詩を書き出し、新宿のクラシック喫茶店「風月堂」を中心に東京を放浪。「風月堂」でサカキ・ナナオと会い、一緒にヒッチハイクで旅に出たり、時々サンドイッチマンで稼ぐ。62年 ナナオと京都にゲーリー・スナイダーを初めて訪ね、同時にゲーリー宅に来ていたアレン・ギンズバークと出会い、さらに風月堂で会った宮内勝典の紹介で山尾三省とも出会う。その後も、 新宿の街角で似顔絵描きをしていた山田塊也(ポン)と出会うなどし、芝浦で沖仲仕で稼ぎながらヒッチハイクや歩きで北海道から与論島まであちこち旅をする。60年代後半は、新宿での「人類の滅亡を予言する」パレードや、長野県富士見町の山地の「カミナリ赤鴉族」への参加、トカラ列島スワノセ島へのナナオ、ゲーりーなどとの共同生活「バンヤン・アシュラマ」などで動きながら、新聞「部族」の製作をポンと始め 、「部族宣言」を書く。さらに 、北インド、カトマンドゥ、ゴア、南インドを旅し、カトマンドゥ、ボンベイからフランス郵船で帰国。71年から主に「バンヤン・アシュラム」で暮らし、80年に解散後もスワノセ島で4人家族でトビウオ漁などをしながら島暮らし。詩集「手のひらに虹の長い尾羽がまわっている」(プラサード書店)、「あおういえ」(冥工房)の発表などを経て、90年代終わりから、内田ボブとの「春風めぐる」ツアーで詩の朗読を始め、年々に続いてきた。2000年には、ナナオ、ゲーリー、三省らと御茶ノ水「湯島聖堂」で詩の朗読、「つまずく地球」「ふりつづく砂の夜に」「きらびやかな死」「虹色の蛇」「足がある」(フライングブックス)「魚たちの家」(南方新社)などの詩集の発表を重ね、旅を続ける

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不破大輔(ex 渋さ知らズ)

不破大輔(ex 渋さ知らズ)

渋さ知らズオーケストラのリーダーとして、ジャズ、ロック、演劇、フェスティバルなどの枠を超えて活躍。ナナオサカキとは、90年代から2000年代にかけての東京の西端あきる野市山中での芸術祭でたびたび共演し、「大好きな詩人だった」とナナオのことを語ります。今回は、ジャズベーシストとしての枠を超えて、弾き語りでの出演と共に、ナナオサカキとのご縁を語ってもらいます。

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向坂くじら

向坂くじら

先日の芥川賞で候補としても話題になった、今まさに新世代の詩人として注目される、くじらさん。彼女は今回の101祭への参加にあたって「自分が身体を使ってパフォーマンスする、声を使ってパフォーマンスする、自分の書いた言葉を持って人前に立つっていうことが前提」だからこそこの交わりがあると語ってくれました。詩集を発表する以前から、Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当としても注目されてきた彼女の気になるプロフィールの以下のとおり。>>>詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)エッセイ集『夫婦間における愛の適温』『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)ほか共著など。

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GOMESS

GOMESS

1994年9月4日生まれ 、静岡県出身。第2回高校生ラップ選手権準優勝を機に“自閉症と共に生きるラッパー”として注目を集め、自身の生き様を歌った楽曲「人間失格」、「LIFE」は見る者に衝撃を与えた。以降、NHK「おはよう日本」や「ハートネットTV」で特集を組まれるなど、独特の思想、ライフスタイルが様々なメディアで取り上げられていく。また、中原中也の詩「盲目の秋」を朗読カバーした楽曲は中原中也記念館に展示されたりとポエトリーリーディングでも才能を発揮する。2015年、民謡を唄う朝倉さやとのコラボ楽曲「River Boat Song」を収録したアルバム「River Boat Song -FutureTrax-」が第57回日本レコード大賞企画賞を受賞。同年よりSEKAI NO OWARI主催のライヴイベントに4年連続で出演。2018年、Aqua Timezの楽曲「えにし」に客演参加。2019年、東海テレビの公共キャンペーンCM「見えない障害と生きる。」に楽曲提供&出演し、AACゴールドやギャラクシー賞をはじめ数多くの広告賞を受賞。そして2020年には、山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)らと共にプロジェクトバンド・YGNT special collectiveに参加するなど、ジャンルや体裁に収まらない多種多様な表現を繰り返し、唯一無二の存在として“生きる言葉“を吐き続けている。

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なのるなもない

なのるなもない

ラッパー、スポークンワーズアーティスト.その声は深く、いくつもの色を持つ.時に耳元で語りかけるように近く、どこかへ行ってしまいそうな程に遠い.誰もが感じていながらも言葉にできない....そんな思いを言語化した詩が、リズミカルにメロディアスに流れていく.それは意味となり、イメージとなり、音楽となり、垣根を超えてどこまでも飛んでいく.2003年、志人とのユニット降神で同名のアルバム「降神」を発表、独自のリリック世界とフロウで唯一無二のスタイルを築きあげ、ヒップホップには収まらない幅広いファン層の支持を得る.セカンドアルバム「望~月を亡くした王様~」を経て、2005年にソロ.アルバム 「melhentrips」を発表、音楽雑誌REMIXの HIPHOPディスク賞受賞などの評価を得た.日常の中のやさしさや、若者の抱く閉塞感を叙情的な詩に描き、時に歌い上げ、時にポエトリー.リーディングにも聴こえる独特のフロウで紡ぐ.フリースタイルや、ポエトリー.リーディングイベントにも積極的に参加、ジャンルをクロスオーバーしたライブ活動をし、山水人、otonotani、フジロックフェスティバル2008などの野外フェスにも精力的に参加しながら、他アーティストへの客演を多数発表している.2013年 12月 2nd solo album「アカシャの唇」発表.2023年9月 なのるなもない × YAMAAN名義によるアルバム「水月」発表.

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新納新之助

新納新之助

詩人/空師 身長:四尺四寸七分 体重:十六貫 特徴:二足歩行(時速一里半)

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「CuT SUIKA」with OBATA JIN & Shoji Wataru

「CuT SUIKA」with OBATA JIN & Shoji Wataru

Traveling with beats、 words & sounds!Hip HopバンドSUIKAからtoto(poetry) とATOM(rap)によるCuT SUIKA、そしてシンガーソングライターでビートメイカーのOBATA JIN!そしてピアノに庄子 渉を迎えたスペシャルバンド。2023年活動開始、2024年10月1stシングル「ONE DAY」をリリース。2025年アルバムリリース予定

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引き続き、出演者のプロフィール紹介などを発信していきますので、ゆるりとお待ちくださーい

ナナオサカキ

知る人ぞ知る、見えない地球家族の長老

アンドロメダ星雲とゴンドワナ大陸を軸に地球を股にかけて歩き回り、愛の種を蒔くココペリ。知る人ぞ知る地球家族の長老、宇宙を放浪するコスモポリタン、今も旅を続ける真性の地球詩人。その詩の朗読は独特の節回しと深い呼吸で響き、聴くものを魅了する。日本のオルタナティブ・カルチャー/草の根派の精神的導師として70年代の諏訪之瀬島、80年代の石垣島白保、90年代の長良川行進等、21世紀へのビジョンを掲げ、精力的国際的かつ草の根的に動き回ってきた。海外にて圧倒的に評価が高く、著書は日本よりアメリカ、チェコ、スウェーデン、中国、スペイン、フランスなどで翻訳出版されている。

ゲイリー・スナイダー、アレン・ギンズバーグなどのアメリカのビートジェネレーションを代表する詩人との交友深く、彼らとは同じ表現者として友情を結ぶ。ゲイリー・スナイダー曰く、「ナナオは日本から現れた最初の真にコスモポリタンな詩人の一人である。だが彼の思想とインスピレーションの源は東洋や西洋よりも古い。そして新しい。~中略~ナナオの作品は本当にユニークである。全くこのような味わいをもつ詩を、私は知らない。情け深く、滑稽で、一見シンプルで、宇宙的で、徹底的に根源的で、自由な詩。」

2002年7月7日新宿ロフトプラスワンでのナナオサカキ ポエトリーリーディング開催時の紹介より

〈ナナオサカキ101祭〉から始まります

アレン・ギンズバーグ、ゲーリー・スナイダーなど、ビートの詩人達と交流し、オンリーワンな詩作を遺した「ナナオサカキ」の生誕101年を期した場づくりをはじめます。

12月6日(金)渋谷LOFT9は、ひとつの始まりかもしれず、2025年年明けにはナナオサカキにゆかりの東京西端の五日市の山裾でも、何かしらの形で〈ナナオ101祭〉を開催したいと思っています。

また、この刻を機に、しばし書店では手に入らなくなっていた、ナナオサカキの詩集アンソロジーが、再版もされ、さらに改めて新しいアンソロジーの出版も沸々としています。

すでにナナオサカキにゆかりある詩人やラッパー、ミュージシャン、書き手、地球人などなどが、手を挙げていただいており、これから順次ご紹介していきます。

また、今から何かしらの形で参加を表明していただければ、受け入れる余白はこれから十分にあると思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

主催:【ナナオサカキ101祭に集う仲間たち】

  • 南兵衛@鈴木幸一/earth garden
  • 山路和広/Flying Books
  • 加藤梅造/LOFT9Sibuya
  • ikoma /胎動LABEL

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