オーガニックを子育てに取り入れたい!そんな前向きなパパ、ママが増えていますよね。子どものために安心な食べ物を選ぶ?洗剤を変えてみたり、オーガニックコットンをできるだけ選んだり?木のおもちゃやオーガニックのスキンケアも気になりますね。そう、オーガニックといっても入口は様々。そんな中で「オーガニックを広げる」ことを仕事にしている私達から伝えたいこと、それが「子どもと一緒に楽しむ」です。子どもの興味に沿って、子どもが主役となって楽しむオーガニック。楽しいことが身につけば、子ども達が自分からオーガニックを選ぶようになる。そう思うんです。
そこで、ビオスタッフのリアルオーガニックライフをシリーズでご紹介。こどもとオーガニックを「楽しむ」ヒントになれば嬉しいです。
さて、「春の天気は3日続かない」といいますが、確かに天気や気温の移り変わりが激しいこの季節。働くママにとっては、天気の悪い休日は結構やっかいですよね。洗濯物は乾かないし、子どもは外で遊べなくてワーッ!となるし...。5歳と1歳の子どもを抱える我が家、そんな日の必殺技は、『お菓子作り』です。準備から片付けまで子どもと一緒にやると、結構時間がかかりますよね。作るものによっては途中で生地を寝かせたりするので、丸々半日はかかるものも。でも、雨で外に出られないような日は、これが案外ちょうど良いタイムスケジュールだったりします。途中で飽きた頃にはお昼休憩を挟んだり。そして、出来上がって一緒においしく食べられれば、みんなご機嫌♪「今日も楽しかった!また作る~!!」で一日終えられたりします。
そんな訳で、先日は娘とアップルパイを作りました。
きっかけは、娘が図書館で借りてきた「アップルパイをつくりましょ りょこうもいっしょにしちゃいましょ」という絵本。主人公がアップルパイの材料を手にいれるために、イタリア、フランス、スリランカ、イギリス…世界中をとびまわる楽しい絵本です。さっそく読んであげたところ、「絵本に出てきたアップルパイが食べたい!」とのこと。それならば!とさっそく親子でアップルパイづくりに挑戦!
皮をむくのは難しいのでママの仕事、りんごを切るのは娘の仕事。包丁は正直恐々ですが、ゆっくり、何度も教えながら、子ども包丁を使わせています。これまでに2回ほど軽く指を切ったことはありますが、切れることを理解したら自分でかなり気をつけるようになりました。
りんごを炒めるのも娘の役目。安定した台を使って、火が怖いものだということも何度も言い聞かせつつ、手伝ってもらっています。シナモンを振ってかおりがフワーっとあがると、娘からが「ワァ~!シナモンの香りってこれ??」。こういう反応は嬉しいですよね♪
生地はバターを使おうか迷いましたが、バターが溶けないうちに生地を手早くまとめないとサクッと仕上がりません。でも、子どもにとって「手早くまとめる」のは難しいもの。そこで、今回は菜種油を使った簡単パイ生地にしました。「なるべく子どもを急かさずに済むような作り方を選ぶ」これが我が家の「子どもと一緒のお菓子作り」のコツです。
さて、粉を床に飛び散らせながら生地を伸ばし、冷ましたりんごを詰め込み、型抜きして飾りつけたら、いよいよオーブンへ。「あ!」と突然娘が叫んだので何かと思えば、「○○ちゃん(近所に住む保育園のお友達)と一緒に食べる!」と。というわけで、お友達も交えて、お茶会となりました。お友達にも「おいしい!」と食べてもらえて大満足!今日も、「また作ろうね♪」のお墨付きをいただきました。
オーガニックなアップルパイ レシピ
材料 18cmタルト型1台分
フィリング
・りんご 中3個(今回はふじりんごを使用、紅玉などがおすすめです。)
・オーガニックシュガー 40g
・有機レーズン 大さじ2(20分ほど水に戻したもの)
・バター 大さじ2 (オーガニックココナッツオイルでもOK)
・有機シナモン 小さじ1/2
・塩 少々
タルト生地
・国産有機薄力粉 180g
・塩 小さじ1/3
・有機豆乳 80cc
・菜種油 大さじ4
・有機卵 溶いたもの1/2個分 (つや出しなので、なくてもok)
作り方
フィリング
①りんごは皮をむいて種を除き、いちょう切りにします。鍋にバターを入れて弱火にかけ、
バターが溶けたらりんご、砂糖、ひとつまみの塩を加え、中火でじっくり炒めます。
②りんごがしんなりしてきたらレーズンを加えてよく馴染ませ、シナモンをふります。
③りんごの水分がとんで、全体がしっとりしたら火をとめ、冷ましておきます。
パイ生地
①ボールに薄力粉と塩を入れて、ホイッパーでぐるぐると混ぜておきます。
②真ん中にくぼみを作って豆乳と菜種油を流し込み、ゴムベラやドレッジで切るように混ぜます。
③粉っぽさがなくなったらひとまとめにし、冷蔵庫で20分ほど休ませます。
焼く
①パイ生地を半分に分け、それぞれ3mm程の厚さに伸ばします。1枚を菜種油(分量外)を塗った型にきれいに敷きつめ、底にフォークで穴を開けておきます。もう一枚はお好みで型抜きなどしておきます。
②冷めたフィリングを①にのせて、平らに広げます。
③もう一枚のパイ生地を上からかぶせて、接着する端の部分を指でしっかり押さえ、型からはみ出る余分な部分をナイフなどで切り落とします。(切り落とした切れ端を型抜きして、飾りでのせてもかわいいです♪)
④(上のパイ生地を型抜きしていない場合は)中央に+の切れ目を入れて、刷毛で生地全体に溶き卵を塗ります。
⑤170℃のオーブンで30分ほど、うっすらと焼きめがつくまで焼いたら、できあがり!
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