4月は「ローズマリーとガーリックのかりかりベビーポテト」 [連載:Banana Kitchen]

暖かな陽射しを感じると、ピクニックに出かけたくなる、そんな季節になりました。たくさんの料理を持ち寄り、柔らかな光が降り注ぐ太陽の下、友人とわいわいと食べて笑って過ごす時間は、お料理をよりいっそうおいしくさせる気がします。

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今回はそんなピクニックにもぴったりな、新じゃがを使ったお料理をご紹介します。また、サイドメニューとして毎日の食卓から、ちょっとした友人との集まりにも馴染む、簡単でリピート間違いなしの一品です。

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皮ごとそのまま使える新じゃがを、皮付きにんにくと生のローズマリー、少し多めのオリーブオイルで、揚げるようにじっくりと蒸し焼きにし、じゃがいもの甘みを引き出します。中はホクホク、外はカリッと。ローズマリーの爽やかな香りとにんにくの香りが食欲を刺激します。冷めてもおいしくて、持ち運びもしやすいので、ピクニックにも最適です。

ローズマリーとガーリックのかりかりベビーポテト

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材料(3〜4人分)

新じゃが(5cm以下の小さめサイズ) 12個(400g〜500g)
にんにく 6〜8片
EXバージンオリーブオイル 大さじ2
ローズマリー 3枝
天然塩 適量
粗挽きブラックペッパー お好みで
サワークリーム お好みで

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作り方

1) じゃがいもは洗って、水気を拭き取っておく。にんにくは皮をむかずに、包丁の腹などで軽くつぶしておく。
2) フライパンあるいは鍋に、じゃがいも、にんにく、オリーブオイル、少量の天然塩を入れて全体に絡ませる。ローズマリーを枝付きのまま乗せ、フタをし、火にかけ中火にする。
3) パチパチと音が立って来たら、火を弱め、5分ごとにフライパンをゆすってじゃがいもの面を変える。
4) 3)を繰り返し、20〜30分後に蓋を開け、竹串がすっと入れば、仕上げに火を強めてぱりっと仕上げる。
5) 温かいうちに天然塩、挽きたてのブラックペッパーを振って、器に盛り、あれば彩りに生のローズマリーを飾れば完成。お好みでサワークリームを付けてどうぞ。

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*できればしっかり蓋の閉まるものを選んでください。無水鍋やSTAUBはもちろん、フライパンでも蓋さえあれば大丈夫。
*フタをあけるときに水分がフライパンや鍋に入らないようにし、油はねに注意してください。
* 3)でフタを何度も開けてしまうと水分が飛んでしまい、焦げやすくなります。できあがりが気になりますがぐっと堪えましょう!
*焦げ付きそうな場合や、4)で焼きが足りなかった場合は、少量のお水(50cc前後)を入れて蒸し焼きにしましょう。その場合、最後に蓋を開けて水分を飛ばして下さい。
*最後に振りかける塩は少しきついかなと思うくらいでも。味がぼやけません。
*長時間火を入れているとブラックペッパーは焦げてしまう可能性があるので、出来上がった後に挽きましょう。
*小さいじゃがいもがない場合は、普通のじゃがいもを半分〜1/4の大きさに切ってください。

縁の下の力持ちなにんにくは、皮をやぶって食べると、ほくほく、ねっとりとした食感がクセになります。ゴロゴロのポテトでボリューム感がありながら、油でディープフライしていないのでカロリーも抑えられます。できたてはあっつあつ。猫舌の方は火傷には注意してくださいね。

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ホームパーティーの時にちょっとおめかししたいな、なんてときは「2度焼きベイクドポテト」はいかがでしょう?
ポテトを半分にし(底が動く場合は少し切って安定させます)、中を少量スプーンでくり抜いてフォークで潰し、サワークリームあるいはマヨネーズ、塩こしょうと和えて中に詰め、トースターでカリッと焼けば完成。お皿にじゃがいもを均等に盛りつければ、ぐっと華やかな印象になります。

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余ったポテトは次の日にアレンジして食べるのもまた格別です。
へらで平らに潰したじゃがいもの上にチーズを乗せて、オーブンでこんがりと焼くだけ。チーズの他、ピザソースやトマトソースとも相性抜群。パンに挟んでサンドイッチにしたり、子どもたちにが喜ぶこと間違いなしです。冷蔵庫から取り出したばかりだと中は冷たいので、しっかりと温めてからトーストしてくださいね。

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簡単でおいしくて、おとなからこどもまでみんなが食べてほっこりする。リピート間違いなしの一品です。花の匂いに誘われ、さぁ、みんなでピクニックに出かけませんか?

今日もいのちに感謝して。
いただきます。

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From LONDON オーガニックなレシピとライフスタイル「Banana Kitchen」
毎月10日更新
http://www.earth-garden.jp/feature/banana-kitchen/