「手を挙げろ!その人を放せ!一般市民を巻き込むんじゃない!」
笑・・・まぁ、こんなシュチュエーションが実際頻繁にあるとも思えないけど、みなさんも刑事ドラマなどで、何度も見たことがあると思います。
それにしても、なんで刑事ドラマって、人気があるんでしょうねぇ?正義vs悪の戦いに、つい脚本にのせられて、無意識的に正義(まれに、かっこいい悪)側を応援してしまい、ドキハラの展開を乗りこえ事件が解決されることで、爽快な気持ちになるからでしょうか。
私も小さい頃から、そんなTVドラマを観て育った気がします。うちの母は、コロンボが好きだったなぁ(「うちのカミサンがね・・」「あとひとつだけいいですか?」ってやつ)。人気のある、特に日本の刑事ドラマの多くは、個性的な主人公で、基本“人情派”ですよね。
「手を挙げろ!その人を放せ!一般市民を巻き込むんじゃない!」
このセリフを言う時の拳銃を構えた刑事は、犯人を人として扱い、人質のことも当然人として扱っています。それぞれの命を、刑事である自分の命と同列に捉えて、なんとか人質を助けようとします。人情が売りの刑事だと、犯人まで泣き落とす。机でカツ丼差し出しながら田舎のお母さんの話をする展開は、お笑いでも定番ですよね。
・・日本で子どもが「おまわりさんになりたい!」って言うのって、特に男の子は、こういう優しい正義感に心ときめくからだと思います。自分と同列の命を守りたい〜といった優しさです。自衛隊の中にも、人を守りたい・・といった情熱で入隊した人も多いんだと思います。少なくとも、私の知人はそうでした。
正義と悪については、よく言われることですが、時代によっても立場によっても、動くものです。だいたいの事がそうですが、力のある人や、お金をもった人の都合で、ややこしいことになりがちです。
・・・一方、子どもはシンプルです。
さっきのセリフのドラマの刑事が、あのセリフは口先だけの嘘で、超凶悪犯人をやっつけるために、人質のお姉さんの命など無視して、刑事が銃を乱射したとします。それで、犯人は死んじゃったけど、お姉さんも死んじゃった。
・・・子どもは何て言うでしょう?
まぁ、そりゃぁ、大半の子どもは、この刑事のことを「ひどい!」と、怒るでしょうね。かわいいお姉さんや、自分よりも小さな子どもが人質だったら、尚更です。もし私が小学生のとき、そんなドラマのワンシーンを見たら、寝るまで泣きながらキレてたでしょうね。テレビ局に怒りのハガキを送ったかもしれない位に。
大人のあなたも「私だって、ひどいと思うわ!」と言いたいかもしれませんが、現実問題世界では、そう言う当たり前の感覚を無視しがちです。今も、シリアへの空爆でたくさん民間人が巻き添えになっているニュースを見ます。
空爆の賛否は置いておいて、あんなひどいテロ組織が相手なのだから、仕方がないのでは?・・そんな気持ちがほんの少しだけでも湧いてきませんか?だって、他にどうすればいいの?ってね。私だって分かりません。でも、子どもは、そんな風には考えないでしょう?だって、巻き添えくった人達が、可哀想だもの。
大人の頭は、理由をあれこれ並べたてて、ごちゃついています。そんな大人だからこそ、小さな自分だからこそ、何か出来ることないかな〜?と、私は思うんです。
先日行われたあるイベントで、私がご縁をもった団体をご紹介します。
イブラ・ワ・ハイト
「イブラ・ワ・ハイト」は、アラビア語で『針と糸』
長引くシリア紛争で生活基盤のすべてを失いつつある女性たちに『針と糸』で収入の道を開くプロジェクト
https://www.facebook.com/Iburawahaito/
サダーカ
「サダーカ」は、アラビア語で『友情』。シリアの難民支援
そのイベントで、サダーカさんとの質疑応答の時間に、印象的なやりとりがありました(要約です)。
「支援というと、カンパするしかない。それで本当にいいのか?と、不安になるのですが。。」
という来場者の質問に、
「こういうお話を聞くと、日本人というのは、本当に真面目だな〜と思います。カンパの支援で充分だと思いますので、是非カンパなさってください。」
・・・今の世の中は、<大変!>の品評会のようです。自然災害もあれば、世界の紛争、困っている人が世界にはたくさんいて、なんだかキリがなく選べないような生真面目さも、日本人にはあるように思います。実際、コンビニのレジでもカンパ箱が置いてあって、いつも何か自分に突きつけられている気がして、私もよく小さく戸惑いますが、ピンと来るものでいいと思います。理由は特にないけれど、つい自分の身に投影してしまうような出来事や、何か気になるようなものに出会ったら、それがあなたの支援のタイミングかもしれません。
あなたがカンパすることで、世界の方があなたに寄ってきます。
子どもの目線を忘れないように。
でも、どんな脚本なのか注意しながら。
[感じるために生きている] 連載記事
〜優しさを届けたい〜『シリアへの手紙』ギフトで、シリアの人たちにあなたのメッセージを届けませんか?http://www.earth-garden.jp/study/48439/
あなたは、まぁまぁ運がいい。
http://www.earth-garden.jp/goodlife/47802/
刑事ドラマの決めゼリフから考える”正義と悪”の子ども的見解
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アースガーデン、スタートしてから20年を迎えました。私と~地球の箱庭~
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オリーブ&ローリエの厳選オイルの石鹸は、スベスベでとろとろの泡立ち。愛され受け継がれる「アレッポの石鹸」
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“ふだん”の中にある、小さな季節の移り変わりを感じる一冊「七十二候の見つけかた」
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