めぐりめぐる暮らし
これまで当たり前のように捨てられてきたものを再利用して、資源の有効利用を促しているユニークな手袋と植木鉢、そしてそれをめぐるアースガーデン会場の様子を紹介します。
デザイン的にも魅力的な逸品で、リサイクルの文化がエコロジーの潮流の中で熟成してきていることを感じさせます。こうしたアイテムを使うことで実感する、循環の輪の広がりも素敵だと思うのです。
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国産古着からの古繊維使用品
「RAINBOWリサイクル手袋」[国内循環古着屋]
これまで焼却処分されてきた国内の古着を使った手袋。虹色のカラーリングもかわいらしく、生地の繊維をよく見ると、本当に多種多様な色合いの繊維が入り交じっています。中には細かーいラメが入っていたり(笑)。そういう元々の古着の素材感が所々に残っているのも素敵です。
価格は、1組200円ですが、色違いが素敵で、いっぺんに揃えると7色7組で1000円と一気にお得です!
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この手袋の企画販売をおこなっている「国内循環古着屋」は毎回のアースガーデンの出店でもお馴染み。カラフルな古着を山ほど並べていつも人だかりが絶えない姿は、きっと見覚えがありますね。
先日の「earth garden“冬”EARTH@HOME」でも、Tシャツ3枚と手袋1組を交換するアピールを行い、100組以上の交換が実現、予想以上の反響に今後の広がりにも手応えがあります。今後、某アパレルとのコラボレーションの可能性なども話に出たりしていて、乞うご期待なのです(笑)。
上の写真は、昨年の代々木公園、アースガーデン“秋”での国内循環古着の様子です。立っているのは代表の小泉くん。厚木、秦野を中心に3軒のエコ/オーガニック系のショップを地域で展開する、元気いっぱいの青年です。
アースガーデンの会場では毎回元気にお店に立っているので、声をかけてみて下さい。
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生分解性プラスチックの植木鉢
「e -鉢」[川田化成株式会社]
こちらもアースガーデンの会場では毎回出店いただいてお馴染み川田化成さんの、植物から作ったバイオマス植木鉢。もちろん生分解性です。
下の写真でも伝わるように、暮らしに馴染む自然で気持ちの良い質感です。それでいて最終的には自然分解するエココンシャスな製品なのだから、なんとも嬉しい存在です。
2号鉢(105円)~4号鉢(399円)の計6種類のサイズと価格があります。
素材は、国内の籾殻を原料にした、自然分解する環境に優しい植物性原料と無公害の特殊粘着材を使っています。
石油製品に替わる素材であり、さらに農産業廃棄物や食品廃棄物の有効利用にもなるわけで、一石二鳥の生分解性バイオマス素材として注目されているというわけです。
アースガーデンの会場では毎回、展示と割引即売を行っているので、どうぞよろしくお願いします。
上の写真は、昨年の代々木公園、アースガーデン“秋”での川田化成さんのブースの様子。顔が見えるチェックのシャツの青年が、川田化成の川田さん。そして話し込んでいる青いシャツの青年は、本webでも何度か紹介している循環デザインプロジェクトJoinTheLoop事務局長の春日井くん。
2人の会話から、何かあたらしい動きも始まっていそうで、楽しみなのです。
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アースガーデンの会場で賑やかに展開するお店の数々。それぞれ当たり前に魅力的なのでつい商品や表現自体に見とれてしまっているかもしれませんが、実はその一軒一軒には、豊かなバックグランドと物語があります。
そして何よりも、人と人、人と自然を巡り循環するエネルギーの豊かさが僕たちの輪の真骨頂ではないかと思っています。
そんな目で、アースガーデンの出店を見て回ってもらえたら、また新しい素敵なモノとヒトに出会えると思います。どうぞ、よろしくお願いします!