なんだかはっきりしない天気が続く梅雨の日々。みなさんはどんな休日をお過ごしでしょうか?アウトドア派が多いアースガーデン読者には、夏フェスに向けての充電期間?それとも外に出られないイライラ期間?暑いのが苦手な僕は、いよいよ来る真夏に恐れおののき、諦める期間です…。
さて、今日はそんな梅雨の休日におすすめしたいオーガニックなプロダクトのご紹介。間伐材から丁寧につくった大人の知的玩具「ツリーメイド」です。
代表の 杉山 直さんにお話聞いてきました。
まず目を引くのは幾何学的な形。角張っているもの、丸いもの、中にボールが入ったもの、ずいぶんと大きいものまで。形だけ見れば無機質な印象ですが、木が持つあたたかみも感じる不思議なギャップがあります。
「このパズルは、何百年も昔からあるものなのです。いろんな方が実際にプロダクトとして制作していますが、私たちはパズルの中でもデザイン性の高いものをセレクトし、間伐材で制作しています。パズルとして遊ぶだけでなく、インテリアとしても人気です。」
ルーベンス
セザンヌ
日本にも同じような商品はあるそうですが、何百年の時代を経ても廃れない洗練された有り様を社会性と高いクオリティで表現するツリーメイドのプロダクトはとてもユニークです。
「私はもともと、持続可能な農業の普及のために2年ほどタイで仕事をしていまして、その時にタイは木材加工の技術が非常に高いことを知りました。そこで、昔から知っていた立体パズルの設計図を持っていけば、いいものが作れるのではないかと思いまして。生産者の方のレベルは本当に素晴らしく、ヨーロッパでもその技術を認められています。」
ダ・ヴィンチ
タイ語を話すことができる杉山さんは、山間部や農村部にいる所得が低い方とも直接コミュニケーションをとり、適切な値段で取引をしています。基準をクリアすればもらえる認証としてのフェアトレードではなく、信頼関係と地道なコミュニケーションから生まれるほんとうに意味での ”公正な取引” を大切にしているのです。パッケージもコットンとヘンプを合わせて、農村のお母さんにひとつひとつ作ってもらった自信作。決して、使い捨てできないようなものづくりをしています。
さて、こういった大量生産と真逆の丁寧なコミュニケーションから生まれたパズルは、コミュニケーションを”生む”こともできるのです。
ゴーギャン51
「今は、親子が家の中で一緒に遊ぶというとテレビゲームとかになってしまうかもしれません。そうではなくて、このパズルを一緒にやるっていうのはどうでしょうか?『わかんないなぁ』と親子で頭を悩ませながら、最後にお父さんが完成させたら『お父さんすごーい!』ってなりますよ。親子だけでなく、友人や恋人同士、いろんな人と一緒に遊ぶことができるのが、いいところだと思います。
ちなみにパズルを買っても解答は伝えません。伝えているのは、パーツの形と数、そして完成形です。だから、おじいちゃんになってもできないかもしれないし、お酒を飲みながら気楽にやっていたらサクッとできるかもしれませんよ。」
パブロ・ピカソ
杉山さん自身も、秘密の解説書を見ないと完成までいかないものもあるとか(笑)もちろん、子どももできるような簡単なものもあります。難易度はさまざまですので、目的にあったものをお選びください。個人的なオススメは「パブロ・ピカソ」。もはやできないことを前提に提供しているとのことで、人生を通じて取り組む課題になるのではないでしょうか?(笑)
雨の休日にはもちろん、キャンプの際にたき火の前でじっくりと取り組むのもいいですね。
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