マイノリティーのエンパワーメントするジュエリーブランド「EDAYA」がクラウドファンディングに挑戦中

2012年、フィリピン山岳少数民族カリンガの残り3人ともいわれる竹楽器職人エドガー・バナサン氏とともに、その失われつつある竹楽器の文化を次世代につなげたいと、彼らの技術や知恵を生かしたバ ンブージュエリーの製作・販売を開始しました「EDAYA」が、3年間の挑戦と学びの軌跡をエッセイ&作品集(CD付)として出版したいということでクラウドファンディングに挑戦中です!

EDAYAとは

「“マイノリティーのエンパワーメント”をテーマにアジアの地方で、ロールモデルとなるような、 隠れた才能や資源を生かしたブランド構築を行いたい」と、ジュエリーブランドからスタートした活動です。今年3周年を迎えるにあたり、マイノリティーへ配慮したクロスボーダーのコミュニティーデザインも行うプロジェクトとして、さらなる進化を遂げようとしていています。

代表の山下さんのコメントを紹介します。

いつか出版してみたいという思いはあったのですが、EDAYA3周年のタイミングで思い切って挑戦してみることにしました。私は、EDAYAのどの作品もプロジェクトも、様々な人や場所との出会いや、学びなくしては生まれなかったと思っています。今回の本は、今のEDAYAを形作る哲学が生まれるきっかけとなった、それらの人や場所への感謝の場であると思っています。だから、今回は3年前からのEDAYAのすべての出逢いをさかのぼって、ご連絡させていただいています。同時に、自分たちが得た学びを次の世代までつないでいく、学びの「バトン」だとも考えています。

本には貴重なカリンガ族の調査の内容や、現地の村での子ども達へ行った音楽教室の話、EDAYAを立ち上げた時の苦労話(どうやってデザインのレベルを上げていったのか、職人さんがやめてしまったこととかも!)EDAYAとして気を付けていること(工芸品にならないようにとか、フィリピンでの販売は最後にしたこと)後は、なぜNPOではなくて企業(しかも現地法人)にこだわったのか、EDAYAと日本の地域活性の関係は?などについても書いていきたいと思っています。

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エッセイ&作品集(CD付)の内容は?

ジュエリーブランドからスタートしたEDAYAは、気づけば、ジュエリー以外の媒体でも、マイノリティーやマジョリティー、途上国や先進国、地方や都市といった様々な違いを超えて、“本当に大切なもの”を次世代へつなげていくことを目指した作品作りや、プロジェクトを行う集団へと変化を遂げていました。今回のプロジェクトは、そんな私たちの3年間の挑戦と学びの軌跡を、書下ろしエッセイと作品集(CD付)という形で出版したい、というもの。

エッセイのパートでは、たとえば、伝統をデザインする時にどんなことに配慮したのか、ローカルコミュニティにとってのどういったインパクトを考えてプロジェクトを設計してきたかなど、エシカルやフェアトレード、さらには、途上国でのBOPビジネスや国際開発プロジェクト、あるいは国際的なアートプロジェクトに携わる方まで幅広い層の方に参考となる実践的な経験からの学びを得ることができる本になるとのこと。また、様々な文化・立場の人を巻き込むことの難しさと楽しさ、外部者が伝統的コミュニティに入り込む時に何が起こるのか、国を超えて社会的企業を作るとはどういうことか、などクロスボーダーで物事を動かす時の彼らの気づきも読むことができます。

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フィリピン少数民族の竹楽器職人たちと歩んだ 3年間の挑戦と学びの軌跡をエッセイ&作品集(CD付)として出版したい
https://greenfunding.jp/lab/projects/1242