逗子、鎌倉のショップ「chahat」のオーナーというショップを営むオオタケシネヲさんの初のエッセイ集が電子書籍で発売されました。

世界各国を旅し、今でも旅を続ける彼の書くものは、ユーモアに溢れながらチクリと突き刺す棘を持っている。そのユーモアと棘のバランスが何とも心地の良いものだ。全32篇の言葉の数々は読む人の視線の向きをちょっとだけ変えてくれるかもしれない。

「もともと、大竹さんの文才には一目も二目も置いていた。そのうちに本が出てそっち方面でも知られることになるのだろうと思っていた。たまたま電子書籍に関わることになり、世に出る前夜の才能、もしくは埋もらせてはいけない才能を、電子書籍という場所から応援できないものか、そう考えて大竹さんに声をかけさせてもらった、というのが経緯だ。
　それにしても、彼のエッセイの楽しさよ。……」（藤代冥砂・あとがきより）

ぼくも今読んでいます。

気候や、人、食べ物、文化。そういったアジアの「温度」がそのまま伝わってくる文章。

インドを中心とするアジアに住む人達の自由さは、日本の常識とはかけ離れている。だけど、建前がなかったらこんな風に行動するかもしれないなぁ（笑）いいことを強調するわけでもなく、怖がらせるでもなく、素のアジアをうかがい知ることができます。

『ラブ イズ アンサー』

オオタケシネヲ 著
￥520

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