様々な国の特色を生かした天然素材の雑貨や、フェアトレード商品、オーガニックコットンなどを販売するmakirasが、取り組むメイドインネパールの自然農コーヒー「雪男スペシャル」。
現地で行われているハンドピッキングの様子をレポート!!
自然農珈琲 雪男スペシャル
フェアトレードハンドピッキングプロジェクト
低カーストの人々と未来を担う村の学生が関わって行っているピッキング。
豆の状態によってハンドピッキングした本人に賃金を上乗せしてボーナスを支払うシステムを導入しフェアな対価を支払います。
プロセス1
従来通りのやり方でざるを使って、カスやゴミ、不要な豆を飛ばしていきます。
プロセス2
NGOビスタレイが送った網を利用して、規格外のサイズの豆を落として取り除きます。
プロセス3
状態の悪い豆を1つずつ手作業で分別して、仕上げていきます。
ネパールと10年間ものづくりを共にしてきたmakiras。ただ単に与える<寄付>という形ではなく、自分たちの能力でビジネスを回して行けるプロジェクトを考えました。
ネパールやインドを仕事で13年前から訪れてきていたのである程度カーストが残っている事は知っていたのですが、4月25日の震災で、公的な支援やサポートも低カーストには届いていない現状を改めて知らされました。同じ村の集落の中でもカーストの違いで支援が違うのです。
震災後、当初は募金を集めて各地に寄付を行っていましたが、ネパールの山村部に本当に必要なものは、<自分たちの力でビジネスを展開していくきっかけ>ではないかと考えました。
フェアな世界をシェアしよう!!その思いを元に、NGOビスタレイのコーヒーやソープナッツで様々な有機的なつながりも生まれますように。震災の支援プロジェクトは多くの企業やショップ、メーカーが行っていますが、一時的な支援ではなく、低カーストの人々が夢を持って生きていけるシステムを今後築いていけるように、長く続けられるプロジェクトにしようということで、ビスタレイ(ネパール語で「ゆっくり」)と名前を付けました。