被災地ボランティアの名目で旅に出てしまおう。そんなことを軽々しく人前でくちにしたら、バッシングを受けるかもしれないが、今、被災地へのボランティアはいろいろな カタチがある。
「“楽しく” “出会い” “成長する” 場として、ボランティアをもっとカジュアルにしよう」とうたうのは、NPO法人ボランティアインフォ代表の北村孝之さん。北村さんは、東日本大震災に関連したボランティア募集の情報を集 約した情報サイト「ボランティアインフォ」を運営している。
「今は、イベントやお祭りの『イベント運営ボランティア』。現地の方から震災のお話を聞いた後、現地で困っている片付けや清掃などして、地元の美味しいものを食べて帰るという『体験ツアー型ボランティア』。
また、仮設住宅の集会所で、お茶っこ(お茶を飲む)して被災者のお話を聞き心のケアを促す『仮設住宅対象のボランティア』の大体3パターンが多いです。体験ツアー型のなかでは漁業や農業の体験などもあったりして、ご家族で参加する方もいますよ」と北村さんは教えてくれた。
え!?お祭り?農作業?お茶っこ?と驚いてしまったが、ボランティアインフォのウェ ブサイトをみると、なるほど、個人的に興味がそそられる案件も多い。参加した人の 体験談を読むと、心にぐっときてしまった。
大事なのは、被災地で心を通わすことなの だ。人の温もりは旅の醍醐味。すでに参加した人もまだの人も、あなたが行く理由は 必ずそこにある。
http://story.volunteerinfo.jp/