城南信用金庫主催の「”よい仕事おこし”フェア」にて加藤登紀子さん、津田大介さんらが語る!「Hope from FUKUSHIMA!」

東京国際フォーラムで入場無料の「2014“よい仕事おこし”フェア」が開催されました(総来場者数:40,764名)。352ブースもの、日本を支える「よい仕事」のビジネス展示・商談ブースのほか、東北から特産品やグルメが大集結。複数設けられたステージでは、伝統芸能、ご当地キャラ、宮城県ご当地アイドル、大道芸などのショーで盛り上がりました。

また、8月5日には、「Hope from FUKUSHIMA!」というステージ企画が行われました。福島の現状と未来について考えるトーク&ライブ&映画上映のシンポジウムです。

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映画上映

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『放射能』(「フタバから遠く離れて」 スピンオフ短編)
福島第一原子力発電所の事故で、全町避難を余儀なくされた福島県双葉町住人が、いかに放射能と向き合っているかを描いた短編ドキュメンタリー(舩橋淳監督作品)を上映。また『フタバから遠く離れて』の続編も紹介されました。

トーク「福島の現状」

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映画「放射能」の舩橋淳監督を進行役に、前双葉町長の井戸川克隆さん、吉本興業の漫才師、おしどりマコさんとケンさん、城南信用金庫の吉原毅理事長を交え、「福島の現状」について対談。

福島第一原発の事故以降、さまざまな情報が国民に公表されていないこと、またその裏で不平等なことがいろいろと決められていること、そして放射能による健康被害が懸念されていること、賠償や廃炉に莫大な費用がかかるのに再稼働に踏み切ろうとしていることなどが話題に。

東電や国から情報が一切送られて来ず、放射能を浴びてしまったという井戸川さん、某大学の医学部に在籍し、遺伝子工学などを学んでいたという経歴をもつおしどりマコさん、またお金と責任について論理を展開する吉原理事長らの熱いトーク。ジャーナリズムの鋭い目を持つ舩橋監督の絶妙な進行によって、白熱した対談となり、第一部は終了しました。

ミニライブ

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ロックスター佐藤タイジさんと加藤登紀子さんによるミニライブ。タイジさんは名曲「ありったけの愛」とソーラー発電の電力でレコーディングをした「もう一度世界を変えるのさ」を熱唱!続いてタイジさんと登紀子さんの合作曲「NEW Revolution」を2人で熱演し、最後に登紀子さんのソロによる「愛を耕すものたちよ」を歌い上げました。会場からは大きな拍手が!

スピーチ

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城南信用金庫の吉原理事長から紹介があり、鹿児島県川内原発の再稼働に反対する幼稚園教諭らによるスピーチがありました。川内原発は有事による安全対策がしっかりと組まれていない中で再稼働に踏み切ろうとしています。そのことへの強い抗議の言葉が、現地市民の方から送られました。

トーク「福島の願い」

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シンポジウムの最後を飾る、「福島の願い」についての対談。ジャーナリストの津田大介さんが進行を務め、舩橋淳監督、井戸川克隆前双葉町長、吉原理事長に加え、加藤登紀子さん、佐藤タイジさん、飯館村の佐藤健太さんを含めた、合計7名で行われました。

脱原発や政治についても積極的に発信してきた津田さんの的確な進行で、対談者それぞれの活動の現状、また今後を見据える展望について意見が引き出され、会場はどんどん熱を帯びた空間へと。話があがったのは、次の福島県知事選が震災後の復興に向けた一つの焦点になるということ。また、一極集中の経済に頼るのではなく、各地域でまわる地域経済を復活させること。

飯館村の健太さんからは、再生可能エネルギーの発電所を飯館村につくる計画について話がありました。登紀子さんからは、広島の原爆投下前日に空から振ってきた投下予告のビラを市民に拾わせなかった国の姿勢を事例に出し、「国は市民を守ってくれません。なんとしてでも、それぞれが自分とまわりの命を守りなさい」と言葉を強くしていました。

最後に吉原理事長からは、全国が福島に対して手を差し伸べる必要があること、そしてまわりからの言いなりで生きるのではなく、それぞれ個人が強い意志を持つ必要があることなどがメッセージとして会場に向けられ、シンポジウム「Hope from FUKUSHIMA!」は終了しました。

登壇者一覧
加藤登紀子(歌手)、佐藤タイジ(ロックスター)、井戸川克隆(前双葉町長)、舩橋淳(映画監督)、津田大介(ジャーナリスト)、おしどりマコ・ケン(漫才コンビ)、佐藤健太(ふくしま会議理事)、吉原毅(城南信用金庫理事長)

記録映像

お問い合わせ

「2014“よい仕事おこし”フェア」事務局
〒141-8710 東京都品川区西五反田7-2-3(城南信用金庫地域発展支援部内)
TEL:03-3493-8111