クリスマスソングが流れ、イルミネーションやツリーがキラキラ輝く季節になりました。クリスマスは、ごちそうやケーキが食卓に並びサンタさんが来る特別な日、あるいは大切な人と一緒に過ごす日として、心待ちにしている人も多いでしょう。すべての人にクリスマスはやってきます。
世界や国内各地で女性と子どもの安心と安全のための活動をしているYWCAは、この時期、それぞれの場所で様々なクリスマスイベントを実施します。クリスマスツリーを飾り、ボランティアさんがケーキやクッキーを焼きます。ツリーに飾ったクッキーを嬉しそうに食べる子どもたち、ふらりとロビーを訪れクリスマスキャロルを聴きデコレーションを見る人、壁には世界や国内各地から届いたクリスマスカード、そこには幸せなクリスマスの光景があります。
一方で、紛争、貧困、災害、DVや虐待、差別、暴力の下で、クリスマスを迎える人たちがいます。クリスマスは、どのようにこの日を過ごし、自分たちが生きるこの世界をどうしたいのか、困っている人苦しんでいる人に自分たちは何ができるのか、と思いを巡らせる時でもあります。
so this is Christmas
and What have you done?
another year over
and new one just begun
(”Happy Christmas(War is Over)” ジョン・レノンより)
”Happy Christmas(War is Over)”という ジョン・レノンの曲をご存知でしょうか?彼はベトナム戦争のさなかにこの曲を作りました。「恐怖のない世界になるように、良い年になるように祈ろう」「争いは終わる」そうジョンは歌っています。
しかし今もまだ平和な世界は実現できていません。だれもが平和に過ごせるなんて夢なのでしょうか?
この1年間をふりかえって、私たちは何をしてきたのでしょう?自分自身何も変わらなかったでしょうか?ヘアスタイルも、服も、知識や振る舞い、考え方も変化や成長はなかったでしょうか?私たちは良くも悪くも、いろんな変化をしてきました。そしてこれからも、いろいろな変化を起こすことができるはずです。
「子ども買春の問題を考える高校生中心のグループ(当時)」の参加者の言葉を思い出します。
「今、自分たちは世界で起きている子ども買春を止められないかもしれない。けれど、自分たちが大人になった時になくすことはできるかもしれないし、そのためにできることがある。」
さぁ、クリスマスです。この1年、私たちは何をしましたか?新しい1年をどう過ごしますか?
YWCAとは
YWCA (Young Women’s Christian Association) は、世界事務局をジュネーブにおき、キルスト教を基盤にする国際NGOで、国連の諮問機関です。1855年に英国で始まり、現在世界120あまりの国で、約2500万人の女性たちが活動しています。日本においては1905年の設立以来、100年以上にわたって、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現するために、さまざまな社会貢献活動を展開しています。自分たちの住む世界をよりよく創っていこうと行動する次世代を支援しています。
http://www.ywca.or.jp/home.html
日本YWCAのサポーターになってください!毎月500円からご支援いただけます。
各地のYWCAでクリスマスイベントもありますので、ぜひ覗いてみてください。