【仙台の街は今!?】断水停電、物資不足に燃料不足、主婦のチカさんが家族とがんばっています。

仙台で暮らす主婦のチカさんから、仙台の街と暮らしの様子がメールで届いたので、転載させてもらいます。とても身に迫るあちらの普通の人々の今の苦労が伝わってきます。彼女は地元のコミュニティ活動を先導する僕たちの友人です
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みなさん、おはようございます。仙台のチカです。
今日、3月15日現在の仙台の周辺状況を報告します。
今朝もうちの子どもらは七時から給水車に並びました。
私と末っ子は東仙台のヨークベニマルに行ってみましたが
店内危険なため、今日から販売休止とのこと。

その後、イオン幸町店のガス局まで1キロ近く続く長い列に並んでみるも、
「こちらに並んでいるお客様まで販売できません」と人数制限されアウト。
みやぎ生協は、働きにきたパートの人が呆然と入口の張り紙を見ていて、
何の連絡も来ず、販売するかどうかも不明とのこと。
こちらも「店内の安全が確保できないため・・」とか書いてあり、
すごすごと帰宅しました。
(おとといは3時間待ちで、一人当たりおかし2種、果物2種、
ペットボトル飲料2種のみの販売でした)

品物が入ってこないうちはどこも売るものもないんでしょうね・・・。

今日は雨も降りそうだし、
職場にいかなくてもいいので
家の片づけをすることにします・・・・

福島が大変なことになっており、
外出するなとか雨に注意、
レインコート必須などというチェーンメールが流れてくる現在、
宮城県内の女川原発は止まっているにも関わらず、
高い数値が出るということは
福島から風にのって流れてきているということを意味するのでは・・・と不安。
まだ余震も続いています。

水がないので洗い物ができず、トイレも流せず、洗濯もできません。
欲しいものはカセットコンロのボンベ、お米、電池、灯油、などですが、
もう手に入りません。
トイレットペーパーやおむつのたぐいも売り切れ。
自販機も言うに及ばず売り切れ、もしくは電源が入ってません。
スタンドも在庫切れでガソリンは販売休止のところが多いです。
車で寝泊まりしている人も多いです。

県庁の土木河川課の人から下水処理施設が壊滅的と聞いているので
節電だけでなく、水が通った人は節水もよろしく、とのこと。
水やガスの復旧には1カ月以上かかるらしい。

昨日は無水鍋とカセットコンロで
本当は息子の卒業式(12日)に炊くはずだった
お赤飯を炊きました。

夜はストーブでお豆のカレーを作りました。
カレーはいいのですが、お皿を洗う水が惜しいので、
使い捨てのプラ食器なども入手したいんだけど・・。
陸路は道路も鉄道も寸断され、
物資輸送はなかなか難しいみたい。

とにかくどこに行ってもコンビニなんかも空っぽで
売ってもらえるものがない!

海沿いは職場自体がなくなった人もあるし、
まだまだ安否不明な人が多いです。

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そうして、このメールを送った昨日の夕方、
南三陸町で被災し、家を流され、連絡不通となっていた
従姉家族が瓦礫の中を通って夕べ我が家に到着しました!!

「何にもなくなっちゃった・・・」と泣き崩れましたが
旦那と1才の子どもも無事。

なんとか暖をとらせ、
ストーブで沸かしたお湯で顔と足をふいてあげて
食事をあげました。

本当に危機一髪だったみたいです。
南三陸町とはいえ、自宅は海が見える場所にあるわけではなく、
気仙沼線の線路が近い地区なのですが。
チリ地震津波のときにも水は来なかったので、
「どうせ、こないべえ」といっていた隣近所集落の人は
(高齢者が多いので)全部だめかもしれない、との話でした。
従姉も避難する当初は戻ってこれるもの、と思っていたそうです。
瓦礫の中の崩れた家に寄ったらしく
泥にまみれた写真1枚だけ持ってきました。

津波の直後、次々に流されていく家の
プロパンのガスボンベが破裂して火災となり、
避難所の10メートルまで火が迫ってきて
それはそれは怖かったそうです。
年寄りと赤ちゃん連れの避難だったので、
携帯の電池切れ、避難所生活も限界!と思って、
じいちゃんを親戚に預け、
塩釜方面に行く人に誘導してもらって
なんとか自分で車を運転してきたというからびっくり。

しばらくうちにいて、
その後仙台で家と職を探すようになると思いますが、
1歳の子もいるので、
今日は着る物やおむつを調達してあげたいと思っていますが、
まず、商店はどこも開いていない!
そして開いていても売ってもらえないか、売り切れなので、
しばらく苦労しそうです。
しかも夕べは雪でした。

職場であるビーアイは被害は思いのほか少なく、
水・電気きました。
ガスは1カ月以上かかるらしいです。

取り急ぎ、現況報告まで・・

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チカさんは仙台の街中にある、子供のためのオルターナティヴな創造表現空間「ビーアイ」http://www12.ocn.ne.jp/~bei/のスタッフです。

長年、仙台でオーガニック/エコロジー系の活動にも関わり、全国でも有数のNPO中間支援活動を展開するせんだい・みやぎNPOセンターの関係者でもあります。

これからも、「ビーアイ」の再開に向けてなど、仙台の動きを伝えてもらうと思っています。